こんにちは、元教員起業家の「りっぽん」です。
時間やお金の自由を求める教員に向けて「教員を退職して起業」をおすすめしています。
- サービス残業から解放される
- 部活がなくなるだけで、ストレスがなくなる
- 所得が教員を超える可能性が高い
教員の働き方はストレスが多い上に、時間的な制約がありすぎます。
自由を手に入れる!教師が「独立・起業」するためのロードマップでも解説しているように、ポイントをおさえつつ起業することによって「自分の時間や家族の時間」を大切にし、「お金の自由」も手に入れることができます。
とはいっても、

起業したいけど、金銭面が不安すぎる!!!
- 教員をやめたら生活はどうするの?
- 教員の「安定」を手放したくない
- お金の不安をすこしでも減らしたい
という声が多くあるのも事実。とはいっても、起業前にポイントをおさえることで金銭面の不安を解消して自由を得ることができます。
・教員退職後、お金で困らないためのポイントがわかる
・事業以外の「稼ぎ方」を増やすことができる
教員から起業して経済的・時間的自由を手に入れた筆者が、お金で困らないための起業術を紹介します。
教員退職後、お金で困らないためのポイント
起業するときの一番の不安は「お金」です。

給料がないと、そもそも生活できないですよね?

生活資金がなくなると、生活するのは難しくなるね。

りっぽんさんは、お金で困らなかったんですか?

不安はあったけど、困ることはなかったかな!

すごい!ギャンブルで稼いでいたとか?(笑)

いやいや!お金に困らないために、準備していたんだよ!

準備さえしっかりしておけば、お金の不安はクリアできるよ!
自分の生活を保証するため、金銭面の準備をしておくことは、起業に大切なことです。退職後、事業に集中できる環境を作るようにしておきましょう。
生活資金を6ヶ月〜1年分用意しておく
生活するための資金として6ヶ月〜1年分用意しておきましょう。

いきなりお金を稼ぐのは難しいからね!

やっぱりそうなんですね!ちなみに生活資金ってどれくらいですか?

う〜ん。人それぞれかな。

まずは自分の生活資金を把握しよう!
1ヶ月にどれくらいのお金が必要か把握して、6ヶ月分を目安に準備しておくことで、安心して事業に取り組めます。
というのも、起業したての頃は収益0円なんてことも多々あります。

私も初収益まで3ヶ月かかりました!
せっかく起業したのに、長時間のアルバイトをしていては、事業が育っていきません。
自分の事業の時間を作るためにも、最低限の生活資金は必要です。

資金を準備するのはわかりました!けど、具体的な金額がわからない!

結婚しているとか、実家に住んでいるとか…生活環境によって大きく変わるからね〜。

まずは「家計簿」をつけて、数字で把握するのが大切だよ!
生活資金の額を把握するには、実際に使った金額を知ることが大切です。
- 独身・ひとり暮らしの先生
-
単身世帯の1ヶ月の月支出平均は約16万円となっています。
半年から1年の生活資金として100万円〜200万円ほど準備しておきましょう。 - 結婚している先生
-
結婚している場合の月平均支出は約29万円となります。
半年から1年の生活資金として175万円〜350万円ほど準備しておきましょう。
ただし、子供がおらず夫婦共働きの場合は準備する資金を抑えることができます。
私の場合は夫婦共働きで子供が1人いたため、生活資金として150万円準備しました。事業を立ち上げて約半年間無収入だったとしても、今まで通りの生活を送れる計算です。
実際、事業開始から2ヶ月は無収入でしたが、生活資金があったおかげで安心して事業に取り組めました。

お金の心配がないと、事業に専念できますね!

そうそう!生活資金がなくなると、アルバイトで時間がなくなってしまうから注意!
とはいえ、生活資金は環境によって大きく左右されます。そのため、自分の資金を客観的に把握することが大切です。
家計簿アプリを使って、生活資金を把握する
管理が難しい場合は「家計簿アプリ」をうまく使いながら、自分の使った金額を把握するようにしましょう。

家計簿をつけたほうがいいのは分かるけど、どんなアプリがいいんだろう。

無料で使えるアプリで十分!
無料の「家計簿アプリ」でも、生活資金を把握するには十分です。
- お金の出入りがスマホで
- 銀行やカードの動きを分析できる
- 日々のお金の動きを管理し、毎月の支出を把握する
「家計簿アプリ」を活用することで、これらのことを半自動的に行うことができます。家計簿をつける目的は、10円単位の細かい生活資金の把握ではなく大まかな生活資金の把握ですので、自動的に集計してくれるアプリが最適です。

なるほど!放っておいても記録してくれるのは助かります!

最初の設定だけしておけば、あとは簡単に管理できるよ。

おすすめのアプリはありますか?

マネーフォワード MEがおすすめかな〜。
「マネーフォワード ME」なら無料で使えて、生活資金を把握するための機能が備わっています。また、金融機関やカードのデータもすべて暗号化されているのでセキュリティ面も安心して使えます。
さらに有料にはなるものの「プレミア会員」になれば、
- 1年以上前のデータを分析できる
- 銀行口座やカードの情報を常に最新の状態にできる
- 銀行やカード、ポイントまで無制限で連携できる
などといった家計改善の分析もすることができます。

私はプレミア会員だよ!

マジですか!?効果はありましたか?

無駄な出費が一目瞭然だから、月2万円くらいは節約できたかな!

「何に使っているかわからない」をハッキリすると、無駄遣いがなくなるからね!

それはすごい!!
節約も含めて家計簿をつけるなら、プレミア会員登録がおすすめです。まずは「1ヶ月の生活費の把握」を目的に、「マネーフォワード ME」を使って家計管理をすすめましょう。
非常勤講師を選択肢に入れる
非常勤講師で働きながら「事業」をすることで、金銭面の安定感が爆上がりします。
非常勤講師をするメリットとして、
- 非常勤講師なら事業をしても問題なし
- 専門職のため時給が高い
- 時間的拘束が少ない
- 教育に携われる
- 安定した収入を得ることができる
教員免許をフルに生かしつつ、事業をすることができる選択肢です。

そんな働き方もあるんですね!!!

お金の不安があるなら、本当におすすめだよ。
ちなみに、時給はどれくらいですか?

1コマ2000〜3000円くらいが相場かな。

た、、高い!!!!
「非常勤講師と事業主」の働き方は、それなりのお金をもらいつつ、事業を伸ばすことができる働き方です。
教育に関係のある事業を考えているのであれば、相互にプラスの効果も期待できます。金銭的な不安をすこしでも減らしたい方は、勤務校の管理職や教育委員会に相談してみましょう。
非常勤講師は簡単になれる
学校現場は「教員不足」で悩みまくっています。

教員数が足りなくて、先生が足りずに運営している学校もありますよね。

全国的に足りてないよね〜。
教員の働き方が問題視されている現在、教員になりたい人が減っています。2021年4月の調査では全国的に約2500人の教員が不足していることがわかっています。
退職前に管理職や教育委員会に相談しておけば、非常勤講師の求人を紹介してくれるので、計画的に退職をすすめるのがおすすめです。

辞めるのに、非常勤の相談はしにくい気が…

年度途中なら難しいけど、3月で辞めるなら気にしなくてもいいよ!

もし管理職に言いにくいなら、知り合いの先生に声をかけておくのもいいかも。
年度の途中から非常勤に変わるのは難しいですが、3月に退職して非常勤になるのは全然OKです。現場にいる先生からしても、特に違和感はありません。
もし「管理職に言いにくい」という方は、知り合いの先生に声をかけておくのもいいでしょう。現場は基本的に「人手不足」なので、どこかしら声をかけてもらうことができます。
クレジットカードを作っておく
クレジットカードがない場合、教員を辞める前に「クレジットカード」を作っておきましょう。

なんで?辞めてから作ったらダメなんですか?

たぶん作れないよ!

信用がないと「クレジットカード」は作れないからね。
教員の社会的信用はめちゃくちゃ高く、クレジットカードから借り入れまで、比較的簡単に行うことができます。
しかし事業主は「収入の不安定さ」から社会的信用が低く「クレジットカード」を作るのが難しくなってしまいます。

事業にクレジットカードは絶対いるからね!
事業のための支払いに「クレジットカード」は不可欠です。
- 事業の支払いが管理しやすい
- 決算処理が圧倒的に楽になる
- ネット関係のサービスはカードしか支払えない場合が多い
自分の事業を伸ばしていくためにも、社会的信用のある退職前に作成しておきましょう。

おすすめのカードはありますか?

とりあえず「楽天カード」かな!
「楽天カード」は使い勝手が良く、個人用だけでなく事業用にもおすすめです。
- 年会費無料
- 利用時にメールでお知らせが届く
- ポイント還元率が1%と高い
- 同じ口座で事業用のETCカードを作成可能
独立・起業の準備のために「事業用のクレジットカード」を1枚作っておきましょう。
\事業用に1枚作っておきましょう/
しっかりと準備して、お金の不安を減らしましょう。
教員という仕事は「安定」が魅力の1つです。
だからこそ不安を減らすために、起業後を具体的にイメージして、準備することがとっても大切。
本記事では「独立を目指す教員の金銭的不安」を解消するポイントを解説してきました。

お金の不安をなくして、自分の事業を楽しもう!!
教員退職後に起業し、稼ぐまでの流れは教員を辞めたいなら「起業・独立」がおすすめ!退職後に稼ぐノウハウで詳しく解説しています。教員を辞めて事業に集中し、いち早く収益をあげるためにも、しっかりと準備していきましょう!
元教員起業家の「りっぽん」でした!