教員から転職は不利!?教師の転職が難しい理由とポイントを解説

こんにちは、元教員起業家の「りっぽん」です。

労働環境やライフスタイルの変化から「転職」を考える教員はたくさんいます。

りっぽん

私は家族ができてから「転職」を考えました。

教員が転職を考える理由として、

・家庭連絡のため、遅くまでサービス残業
・自分の家庭ではなく、子供の家庭の事情を最優先
・自分の家族と過ごす時間が圧倒的に足りない
・能力に見合った給料が欲しい

教員からの転職が成功すれば、上記の問題は一気に解決することができます。

とはいえ、教員の「転職」は難しいと言われているのも事実です。

その理由として、

・転職したいけど、教員経験が活かせる仕事が少ない
・教育に携わりたいけど、教員以外の仕事が思いつかない
・転職先より教員の給料の方が高くて、金銭面で不安が大きい

これらのことが考えられます。

りっぽん

実際、これらの理由から「転職を諦めてしまう」先生がたくさんいます。

中堅くん

時間もお金もどっちも大事だよね…。

りっぽん

教員の働き方だと、時間を失いがちに。

りっぽん

転職で職場環境をガラッと変えると、一気に改善されます!

私も「学校の働き方」に限界を感じ、学校現場を去った一人です。
朝早く出勤して、夜はサービス残業でクタクタ。そんな毎日を送っていると、

・体力的に余裕がなくなり、家族との時間がないがしろになる
・祖父母に育児を任せるようになり、子供の成長を見逃してしまう
・夫婦間もギクシャクしはじめ、家族全体が悪い雰囲気になる

一番大切にすべき「家族」がうまくいかず、人生の幸福度が極端に低くなってしまいました。

「このままではダメだ!」と思い、教員を辞めて「起業」という選択肢を選びましたが、転職活動も同時平行で行っていました。
もし「起業」しなかったとしたら「自分の価値観に合った転職」を選んでいたことは間違いありません。

りっぽん

どちらを選ぶかは、価値観やリスクとの相談!

教員の過酷な労働環境から抜け出す手段として「転職」は有効な手段です。そして「教員からの転職は難しい」と言われていても、しっかりと分析すれば「自分に合った転職先」を見つけることができます。

本記事では、そんな筆者の経験もふまえて「教員の転職の難しさと成功するための対策」について紹介していきたいと思います。

本記事を読むと

・教員の転職が難しいと言われている理由と対策がわかる
・教員の転職で「理想の仕事に近づく方法」がわかる
・金銭面の不安と向き合う「働き方」を知る

学校の働き方に疑問を感じ「転職」を考えている先生は参考にしてください。

目次

教員の転職が難しい理由4選

教員からの転職が難しい理由として、

・転職活動する時間が取れない
・教員経験を活かした仕事が少ない
・教育に携われる仕事が少ない
・給料が下がる可能性が高い

これらのことが考えられます。
一つずつ深掘りして解説していきます。

転職活動する時間が取れない

教員から転職する場合「転職活動」が必要になります。
とはいっても、教師の仕事が激務すぎて「転職活動する時間がない」という問題に直面します。

中堅くん

帰る時間も遅いし、部活で土日もつぶれてしまうから、時間的には厳しい気がします。

りっぽん

まさにその通りで、うまく時間を作らないと転職活動に失敗します!

転職活動に「時間」を割かないと、自分にマッチした仕事を見つけるのが難しくなります。
転職すると決まったら、転職活動の時間を確保できるような働き方にシフトチェンジしましょう。

教員経験を活かせる転職先が少ない

教員の仕事は「専門性が高い」ことから、学校現場でしか活用できないスキルが多くなってしまいます。

・能力ではなく「勤続年数」で評価される給与
・一昔前の労働環境(IT,システムなど)
・ビジネス経験が不要な環境

このような環境では、民間企業が必要としているスキルが育たないのが事実です。

中堅くん

学校には、お金を稼ぐ目的がないからな〜

りっぽん

まさにその通り!お金はビジネスの基本だからね!

学校は「収益をあげる必要」がないため、ビジネススキルを育てる必要がありません。

とはいえ、民間企業は「ビジネススキル」のある人材を必要としています。
教員経験にどれだけ付加価値をつけられるかが「転職の成功」に大きく関わってきます。

教育に携われる仕事が少ない

教員転職後も「教育に携わりたい」と感じている先生はたくさんいます。
しかし、実際には「教育」に関する転職は多くありません。

・学校事務
・学習塾
・学童保育
・児童支援員

などが中心となってしまうため、「教育」とはすこし離れてしまいます。

中堅くん

たしかに「教育で転職」って考えたら、あんまり思い浮かばないかも。

りっぽん

そうそう!転職したいなら、教育にこだわりすぎないのが大切!

異業種にも目を向けつつ、自分が何を大切にしたいかを考えて、転職活動をすすめましょう。

給料が下がる可能性が高い

教員の給料は民間企業の平均値より高く、転職によって所得が減る可能性があります。

そのため、給料だけを転職先の基準にすると、転職活動が進まないこともあります。

りっぽん

なんのために転職するのかを、きちんと意識しておくべきだね!

中堅くん

なるほど。お金がすべてじゃないもんね〜。

りっぽん

私の場合は「お金」と「時間」のバランスを意識して退職したよ。

給料が下がる可能性を考えて、生活資金を把握しておくことが大切です。

りっぽん

1ヶ月にかかるお金を知っておけば安心!

中堅くん

たしかに、自分がお金をどれだけ必要としているか知らないな〜。

りっぽん

転職先を選ぶのにも大切だから、生活資金を計算してみよう!

生活資金を把握するについては独立・起業前の教員が「お金の不安」を減らすためにすべきことで詳しく解説しています。

生活費を正しく把握し、自分やに必要な給料を確認し、転職先を選んでいきましょう。

教員が転職を有利に進めるためにできること

「教員の転職は難しい」と言われる理由を紹介しましたが、教員の経験で実際に活かせるものもあります。

教員からの転職活動がうまくいくためのポイントをおさえて、転職活動を進めていきましょう。

ITスキルを高める

学校のIT環境は「10年遅れている」と言われています。

・USBでデータをやり取りする

・10年前のOffice(ワードやエクセルなど)が主流

・一太郎もまだまだ現役

・コミュニケーションは紙媒体が中心

このように、ITとは程遠い環境で仕事が進んでいます。

中堅くん

これが普通だと思っていました…

りっぽん

他の業種はもっともっと進んでいるよ!

「予算がない」という理由で、IT環境を整えてこなかった学校。
これでは社会人としてのITスキルは身に付かず、社会が求めている人材とは離れてしまいます。
最低限のITスキルを身につけて、転職活動に備えましょう。

中堅くん

とはいっても、どうやって鍛えればいいの?

りっぽん

学校で鍛えられる仕事もあるから、ITに関わる仕事をゲットしよう!

ITスキルといっても、プログラミングや動画編集などといった、専門的なスキルまでは必要ありません。

  • タイピングスキルが高い
  • ビデオ会議ツールが使える
  • エクセルなどの表計算ソフトの基本的な使い方がわかる
  • Googleドライブなど「クラウド」を活用できる

このような基本的なスキルでOKです。また、これらのスキルは、学校でも鍛えることができます。

Excelで成績処理のデータを使いやすくしたり、テストやプリントの作成を効率化したりするなど、まずは自分が使用するツールの改善からはじめてみましょう。

中堅くん

GIGAスクールも始まって、チャンスですね!

りっぽん

まさに!失敗を恐れずに、ITを使っていろんなことを効率化してみましょう!

わからないことはネットで調べれば、大抵のことは解決します。また、ITスキルに関する書籍もたくさんあります。
学校でできることを考えつつ、自分のITスキルを高めていきましょう。

自己分析で「自分」を知る

転職といっても、さまざまな職種があります。

・教育関係
・マーケティング
・WEBエンジニア
・営業職

自分の「得意」を生かせる職種を目指すことは、人生の幸福度をあげるために大切なことです。

りっぽん

楽しんで仕事できたら最高だよね〜。

中堅くん

仕事をしている時間が、1日の中で一番長いですもんね!

教員を辞めたいと思ったら!「起業・独立」で自由を手に入れる方法にあるように、私は「起業」を選びました。
これは自己分析の結果、転職より「起業」が向いていると判断したからです。

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自己分析は自分一人では難しいのが現状。しかも、学校の先生に自己分析をお願いするのは気が引けますよね。
とはいえ、自己分析をするなら、他人からの客観的なアドバイスをもらうのが一番の近道です。

・家族
・友達
・同僚

などの身近な人にお願いし、自分の「長所・短所」から分析をすすめていきましょう。

相談相手が見つからない場合は、「キャリアカウンセリング」を無料で利用するのも、おすすめです。

中堅くん

キャリアカウンセリング?

りっぽん

中長期的なキャリア設計をサポートしてくれる、頼れるプロだよ!

「どう生きたいか」を見つけ、人生の軸を設計することで人生の満足度が上がります。
自分と向き合うには、他人の視点から意見をもらうのが最短ルートです。うまく活用していきましょう。

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「転職サイト」だけ登録ではダメ!

転職といえば「転職サイト」を考えがちですが、転職サイトだけの利用はおすすめしません。

中堅くん

え!?転職サイトなのに??

りっぽん

転職サイトは「転職の情報」が載っているだけだから、迷ってしまうことが多いんだよ。

転職サイトを調べると、たくさんの求人を見ることができます。
しかし自分に合った転職先を見つけるのは、情報が多すぎて困難なものとなっています。

転職サイトに登録するなら、

・どのような職種があるのかを知る
・自分の市場価値を知る
・行動分析診断をする

これらを目的とするのが良いでしょう。「ミイダス」なら行動診断や市場価値の分析が無料でできるので、転職目的ではなく自己分析を目的とした登録をおすすめします。

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「転職エージェント」が転職のポイント

中堅くん

転職サイトを使わずに「転職」するならどうすればいいんだろ。

りっぽん

転職エージェント」を利用するのがおすすめ!

りっぽん

転職エージェントなら、しっかりと相談に乗ってくれるよ!

転職サイトとは違い、個別面談から対策までしっかりと行ってくれるのが転職エージェントです。
そのため、転職サイトと比べて「転職までのサポート」をしっかりと行ってくれます。

転職エージェントを利用すると、

・プロによる「転職」のためのカウンセリング
・面接対策
・応募用紙や履歴書の添削

転職が不利な教員にとって、これほど頼りになるサービスはありません!自分に合った条件の転職を目指すなら、転職エージェントをうまく活用していきましょう。

中堅くん

転職についてよくわからない僕にとっては「転職エージェントが良さそうですね!

中堅くん

でも、どの転職サービスがいいんですか?

りっぽん

おすすめはdodaかな!

転職エージェントのサービスはいくつかありますが、私は「doda」を利用していました。

  • 人事担当者を惹きつける履歴書・経歴書作成サポート
  • 人柄や思考などの特性をカウンセリングでまとめてくれる
  • 面接対策も充実

転職が不利な教員だからこそ、利用したいサービスです。

中堅くん

不安しかなかったけど、これなら安心!

転職エージェント」を活用して、転職のプロの力を頼りながら、自分に合った転職を実現させましょう。

おすすめの転職エージェントは教員が利用すべき転職エージェント3選!仕組みから注意点まで徹底解説で詳しく解説しています。参考にしてください。

起業も選択肢に入れる

どうしても「転職」が難しい場合は「起業」という道もあります。

りっぽん

ちなみに私は「起業」を選びました!

起業を選んだ理由としては、

・時間に縛られたくない
・「稼ぐ力」を向上させたい
・無理だったら諦めて、転職しよう!

というように、自分の理想の働き方を実現できると考えたからです。

転職活動をしながら「起業」することも可能です。
起業を目指す場合は教員を辞めたいなら「起業・独立」がおすすめ!退職後に稼ぐノウハウ参考にしてください。教員が退職してから起業するまでを体系的にまとめています。

教員から転職して、人生の幸福度を高めましょう

本記事では「教員の転職」について紹介しました。

本記事まとめ

・教員は専門性が高いため、転職活動では不利
・転職のプロに頼ることで、より良い転職活動が進められる
・起業を選択肢に入れるのもオススメ

転職活動は、計画を立てて進めることが大切です。

りっぽん

「転職」で幸福度が上がった先生は、たくさんいるよ!

起業で後悔しないために!教員の「メリットとデメリット」を紹介にもあるように、教員として働くメリット・デメリットも把握しながら、自分の「キャリア・人生」のために転職活動をすすめていきましょう!

教員や公務員の「稼ぐ力の向上」を全力で応援する、元教員起業家の「りっぽん」でした。

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